「朝起きると首や肩が痛い」「なかなか寝つけない」
――そんな悩みをお持ちの方、もしかすると原因は“枕”かもしれません。
実は、自分に合っていない枕を使い続けることで、睡眠の質が低下し、肩こりや首の痛み、疲労感が蓄積するリスクがあります。
この記事では、枕選びで失敗しないための【5つのポイント】を解説します。
枕が合わないとどうなる?チェックすべき5つのサイン
まずは、今お使いの枕が「本当に合っているか」をチェックしましょう。以下のような症状がある場合は、枕が原因の可能性大です。
- 朝起きたときに首や肩が痛い
- 寝つきが悪く、夜中に目が覚めやすい
- 枕が高すぎる、または低すぎると感じる
- 頭が沈みすぎたり、反発が強すぎたりする
- いびきがひどくなった、呼吸が浅い気がする
ひとつでも当てはまるなら、今が「見直しどき」です。
快眠を叶える!失敗しない枕選び5つのポイント
寝やすい姿勢に合わせた枕を選ぶ
寝やすい姿勢は人によって異なります。枕選びは、まず「自分の寝やすい姿勢を知る」ことがスタート地点です。
寝姿勢 | 最適な枕のタイプ |
---|---|
仰向け | 低〜中程度の高さで首元を支えるタイプ |
横向き | 肩幅に合わせた高さがある、やや硬めの枕 |
うつ伏せ | 薄く柔らかい枕、または無枕が◎ |
寝返りが多い方は、「やや低め+広め」の形状を選ぶと寝返りが打ちやすく、質の高い眠りに繋がります。
首と肩に合った“高さ”を選ぶ
枕の高さが合っていないと、首や肩に余計な負担がかかり、痛みやストレスの原因になります。
理想は、「立ったときの自然な姿勢をそのまま横にした状態」が保てる高さです。
- 高すぎる → 首が前傾し、呼吸が浅くなる
- 低すぎる → 首が反り返り、筋肉が緊張する
壁に持たれて立った姿勢をスマホで撮影すると、チェックしやすいですよ。

素材の違いを理解して選ぶ
素材によって、寝心地・通気性・耐久性が大きく変わります。以下に代表的な素材を比較しました。
素材 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
低反発ウレタン | 柔らかくフィット、反発少なめ | 動きが少ない人 |
高反発ウレタン | 弾力があり、頭が沈みにくい | 寝返りが多い人 |
パイプ | 通気性が高く、洗える | 清潔重視・暑がりな人 |
羽毛 | 軽くてふんわり柔らかい | 柔らかさ重視派 |
そば殻 | 固め&通気性◎ | 固めが好きな人(※アレルギー注意) |
素材によって感触はかなり違うので、できれば実店舗や試せる通販で選びたいところです。
通気性&清潔さも快眠のカギ
寝ている間、人はコップ1杯分の汗をかくと言われています。通気性の悪い枕は、湿気やカビ、雑菌の温床になりかねます。
- 通気性の高い素材(パイプ・そば殻など)を選ぶ
- 洗えるカバー or 本体を選んで清潔をキープ
- 定期的に天日干しや陰干しをする
⚠️アレルギー体質の方は「防ダニ加工」「抗菌仕様」なども要チェックです。
試せる・返品できる商品を選ぶ
枕選びに“絶対的な正解”はありません。だからこそ、「試せる」ことが大切です。
- 試し寝OKなショップ(無印良品、ロフテーなど)を活用
- ネット購入時は「返品保証付き」商品を選ぶ
- 高さ調整できるタイプもおすすめ
レビュー評価だけで選ばず、「自分の首と体に合っているか」で判断するのが◎。
よくある質問(FAQ)
Q. 首が痛くなるのは枕のせい?
A. 枕の高さや硬さが合っていないと、筋肉に負担がかかり痛みの原因になります。今の枕を見直してみましょう。
Q. 枕の寿命はどれくらい?
→ 一般的に2~3年。形が崩れたり、ヘタってきたら買い替えのサインです。
Q. 子どもにも枕は必要?
A. 子どもは頭が大きく首が短いため、基本的には薄く柔らかいものが良いとされています。
Q. 家族で同じ枕を使ってもいい?
→ 寝姿勢や体格が違えば、枕も別にした方がベターです。
まとめ|枕が変われば、眠りが変わる
枕は「なんとなく」で選ぶには重要すぎるアイテムです。
今回紹介した以下の5つのポイントを押さえれば、失敗せずに“自分に合った枕”を見つけることができます。
- 寝やすい姿勢に合った形を選ぶ
- 首・肩に合う高さに調整
- 素材の特徴を理解して選ぶ
- 清潔で通気性の高い枕を使う
- 試せる&返品できる商品を選ぶ
あなたに合う枕が、きっと明日の快眠を支えてくれるはずです。
コメント