「胃カメラを受けてください」と言われた瞬間、
頭の中が不安でいっぱいになりませんか?
- 痛いのかな…
- オエッとなって苦しくない?
- どんな流れで検査するの?
- 費用はいくらくらいかかるんだろう…
はじめての胃カメラは、「よくわからないこと」が多いほど怖く感じるものです。
この記事では、初めて胃カメラを受ける方が不安なく検査にのぞめるように、
- 胃カメラで何がわかるのか
- 検査を受けたほうがよい人・タイミング
- 前日〜当日の準備と検査の流れ
- 痛み・苦しさを軽くするコツ
- 費用の目安と検査後の注意点
などを、専門用語をできるだけ減らして、やさしく解説します。
読み終えるころには、
「よくわからない不安」から「だいたいイメージできて安心」に変わるはずです。
これから胃カメラを受ける予定の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
胃カメラが不安なあなたへ|この記事でわかること
はじめての胃カメラで一番つらいのは、検査そのものよりも「受ける前の不安」という人も少なくありません。
- どれくらい痛いのかイメージできない
- どんな準備が必要かよく知らない
- 検査後、普通にご飯を食べられるのか心配
こうした「知らないこと」が多いほど、怖さはふくらんでいきます。
この記事では、
- 胃カメラ検査の目的・メリット
- 受けるべき人の目安やタイミング
- 前日〜当日の具体的な流れ
- 痛みや苦しさを軽くする工夫
- 費用や保険適用のざっくりした目安
- 検査後に気をつけたいポイント・よくある質問
まで、ひととおりカバーしています。
💡ポイント
医療機関によって、細かいやり方やルールは少しずつ異なります。
ここでは「一般的な流れ」をお伝えしますので、最終的には受診する病院・クリニックの指示を最優先してください。
そもそも胃カメラとは?何のためにする検査?
胃カメラでわかる主な病気・異常
「胃カメラ」は正式には上部消化管内視鏡検査と呼ばれます。
口または鼻から細いカメラを入れて、
- 食道
- 胃
- 十二指腸の一部
などの粘膜を、直接モニターで確認する検査です。
胃カメラで見つかる代表的な病気・異常には、たとえば次のようなものがあります。
- 胃がん・食道がん・十二指腸がん
- ポリープ(できもの)
- 胃炎・逆流性食道炎
- 胃・十二指腸潰瘍
- ピロリ菌感染が疑われる変化 など
必要に応じて、怪しい部分の粘膜を少しだけつまんで検査する(生検)こともできます。
これにより、がんかどうか、どの程度の異常なのかを詳しく調べることができます。
胃カメラとバリウム検査の違い
健康診断でよく行われるのが、バリウムを飲んでレントゲン写真を撮る胃部X線検査(バリウム検査)です。
両者の違いをざっくりまとめると、次のようなイメージです。
- 検査方法の違い
- バリウム検査:白い造影剤(バリウム)を飲み、胃の形をX線で撮影
- 胃カメラ:細いカメラを直接胃の中に入れて、粘膜を直接観察
- わかることの違い
- バリウム:大まかな形の異常(凹凸・影など)をチェック
- 胃カメラ:粘膜の色や質感まで細かく確認でき、その場で組織を採取できる
- 役割の違い
- バリウム:スクリーニング(ふるいわけ)として広く使われやすい
- 胃カメラ:より精密な検査・確定診断に近づけるための検査
健診でバリウム検査を受けたあと、
結果で「要精密検査」「胃カメラをおすすめします」と書かれているのは、
より詳しく確認するために胃カメラが必要という意味になります。
胃カメラを受けたほうがよい人・タイミング
こんな症状がある人は要チェック
次のような症状が続いている方は、胃カメラが検討されることがあります。
- 胃もたれや胸やけが長く続く
- みぞおちのあたりが痛い・重い
- 食欲が落ちている状態が続く
- 急に体重が減ってきた
- 黒っぽい便が出る
- 食べ物がつかえる感じがある
もちろん、これらの症状があるからといって「必ず重大な病気」というわけではありません。
ただし、気になる症状があるのに放置することが一番リスクです。
✅ 受診の目安
- 「なんとなく変だな」という状態が2週間〜1ヶ月以上続く
- 市販薬を飲んでも良くならない
こうした場合は、早めに医療機関を受診して相談するのがおすすめです。
健診で「要再検査」「要精密検査」と言われた場合
健康診断や人間ドックの結果で、
- 「要再検査」
- 「要精密検査」
と書かれていると、誰でも不安になりますよね。
胃の検査の場合、
- バリウム検査で気になる影があった
- 胃の形や動きに気になる部分があった
- ピロリ菌感染が疑われる所見があった
といった理由で、胃カメラを受けるようすすめられることがあります。
怖くて先延ばしにしてしまう人もいますが、
本当に早期の病気であればあるほど、早く見つけたほうが治療もシンプルで済むことが多いです。
通知が来たら放置せず、なるべく早めに受診の予約を取りましょう。
年代別の目安
一般的に、40代以降は胃の病気のリスクが少しずつ高まる年代と言われます。
- 家族に胃がんや胃の病気になった人がいる
- 飲酒・喫煙の習慣が長い
- 塩分の多い食事やインスタント食品が多い
- 長年、胃の不調をくり返している
こうした背景がある方は、症状がなくても
定期的な胃の検査(胃カメラやバリウム検査)を主治医と相談すると安心です。
検査方法の種類と選び方
口からの胃カメラ(経口内視鏡)の特徴
もっとも一般的なのが、口からカメラを入れる経口内視鏡です。
メリット
- 比較的太いカメラを使えるため、画質が良い場合が多い
- 医師が操作しやすく、細かな観察がしやすい
デメリット
- のどを通るときに「オエッ」となりやすい
- 喉の反射が強い人にはつらく感じる場合がある
喉にはスプレーなどで局所麻酔を行い、反射を軽くします。
不安が強い場合は、鎮静剤(静脈麻酔)を使って、半分眠ったような状態で受ける方法もあります。
鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)の特徴
最近増えているのが、鼻からカメラを入れる経鼻内視鏡です。
口を通らないため、舌のつけ根を刺激しにくく、「オエッ」となりにくいのが特徴です。
メリット
- 嘔吐反射が少なめで、楽に感じる人が多い
- 検査中も医師やスタッフと会話しやすい
デメリット
- 鼻が狭い人、鼻づまりが強い人は実施できないことがある
- 鼻の奥に痛みや違和感を感じる場合がある
- 医療機関によっては、経鼻に対応していないところもある
「オエッとなるのがとにかく怖い」という方は、
経鼻の胃カメラに対応しているか、事前に医療機関へ確認しておくと安心です。
鎮静剤あり・なしの違い
胃カメラでは、鎮静剤(静脈麻酔)を使うかどうかも大きなポイントです。
- 鎮静剤なし
- 意識ははっきりしていて、自分で体を動かせる
- 検査中の感覚はあるが、検査後すぐに日常生活に戻れることが多い
- 鎮静剤あり
- うとうと眠ったような状態で検査を受けられる
- 「気づいたら終わっていた」と感じる人も多い
- 検査後はしばらくベッドで休む必要がある
- 当日は車の運転ができないなどの制限がある
過去に胃カメラがつらかった人や、恐怖心が強い人は、
鎮静剤の有無や使い方を事前に医師へ相談しておくとよいでしょう。
どれを選べばいい?選ぶときのポイント
検査方法を選ぶときのポイントは、次の3つです。
- 自分の不安ポイントを整理する
- 「オエッとなるのが怖い」のか
- 「検査時間を短く済ませたい」のか
- 「終わったらすぐに仕事に戻りたい」のか
- 医療機関の得意なスタイルを聞く
- 経鼻をメインにしているところ
- 鎮静剤を標準で使うところ など、病院ごとの特色があります。
- 過去の経験がある人は必ず伝える
- 「前にとてもつらかった」
- 「途中で気分が悪くなった」 など
💬 一言メモ
「できるだけラクな方法でお願いしたいです」と
そのまま医師や看護師に伝えてOKです。
遠慮せずに、不安なことは事前に相談しておきましょう。
胃カメラ前日までの準備|していいこと・ダメなこと
前日の食事で気をつけたいこと
胃カメラでは、胃の中をきれいな状態にしておく必要があります。
多くの医療機関では、
- 前日の夕食は軽めに・消化のよいもの中心で
- 夜遅くの食事は避ける
といった案内がされます。
消化のよい食べものの例
- おかゆ・うどん・そうめん
- 白身魚・豆腐・卵料理
- 煮込みうどん・雑炊 など
避けたほうがよいものの例
- 揚げ物・脂っこい料理
- 焼肉・ステーキなど脂の多い肉
- キノコ・海藻・こんにゃくなど、胃に残りやすい食材
- 食物繊維の多い生野菜 など
「〇時までに食事を終えてください」という時間指定もあるので、
予約時にもらう案内書をよく確認することが大切です。
飲酒・喫煙・カフェインはどうする?
アルコールやタバコ、カフェインの取り方も注意が必要です。
- 飲酒:前日の飲酒を禁止している医療機関が多い
- 喫煙:当日の喫煙を控えるよう指示されることが多い
- カフェイン・色のついた飲み物:当日は水や透明なお茶のみOK、と案内される場合が多い
アルコールやタバコは胃の粘膜を刺激したり、
検査中の安全性に影響したりすることがあります。
具体的な禁止事項や時間は、必ず医療機関の指示に従ってください。
普段飲んでいる薬はどうする?
高血圧・糖尿病・心臓病などの持病があり、
毎日薬を飲んでいる人は、検査前に必ず相談が必要です。
特に、
- 血液をサラサラにする薬
- 糖尿病の薬(インスリンなど)
は、検査の内容によっては一時的に調整が必要になることがあります。
⚠ 注意
自分の判断で薬を中止したり、減らしたりするのは危険です。
必ず、事前の診察や問診で「飲んでいる薬」「持病」を伝えたうえで、指示を受けてください。
当日持っていくものチェックリスト
当日は、次のようなものを忘れずに持参しましょう。
- 健康保険証
- 診察券(すでに通院している場合)
- 健康診断の結果や紹介状
- お薬手帳
- 検査の案内書・同意書
- 眼鏡やコンタクトケース(外すよう指示される場合に備えて)
鎮静剤を使う場合は、ふらつきやすくなることもあるので、
動きやすい服装・滑りにくい靴で行くと安心です。
検査当日の流れ|受付から会計まで
胃カメラ当日の大まかな流れは、次のようなイメージです。
- 受付・問診・同意書の記入
- 前処置(胃の中を整える薬、のど・鼻の麻酔など)
- 検査(カメラを入れて観察)
- 休憩・結果説明・会計
受付・問診・同意書の記入
まずは受付で、予約の確認や保険証の提示を行います。
その後、看護師や医師から、
- 今日の体調
- 持病の有無
- 普段飲んでいる薬
- アレルギーの有無
などについて確認があり、検査の内容や注意点の説明を受けます。
このときが質問のしどころです。
- 怖いこと・不安なこと
- 気になっている症状
- 過去の検査でつらかった経験
などがあれば、遠慮なく伝えておきましょう。
前処置(のど・鼻の麻酔、発泡剤など)
検査の前には、胃の中を見やすくするための準備を行います。
- 胃の中の泡を減らす薬を飲む
- のど、もしくは鼻に局所麻酔(スプレーやゼリー)をする
- 必要に応じて、鎮静剤の点滴を準備する
前処置のあいだに緊張が高まってくる人も多いですが、
看護師さんが声をかけてくれることが多いので、
不安なことはその場で素直に伝えるのがおすすめです。
検査中の様子|カメラが入ってから出るまで
検査室に入り、ベッドに横になったら、いよいよ検査開始です。
- 口からの場合はマウスピースをくわえる
- 鼻からの場合は、鼻から細いカメラが入っていく
カメラがのどを通る瞬間が、一番「オエッ」となりやすいところです。
ここを過ぎれば、あとは「お腹の中をぐるっと見ている時間」になります。
検査時間の目安は、何も問題がなければ数分〜十数分程度。
必要に応じて組織を取る(生検)場合は少し長くなることもあります。
💡つらいときはガマンしすぎない
手を握ったり、合図を送ったりして「苦しい」と伝えると、
医師やスタッフがペースを調整してくれます。
検査後の休憩と結果説明
検査が終わると、しばらくベッドで休みます。
- 鎮静剤なし:少し休んで、のどの違和感が落ち着いたら結果説明へ
- 鎮静剤あり:意識がはっきりするまでベッドで休み、その後に説明を受ける
医師からは、
- どこがどういう状態だったか
- ポリープや炎症があったか
- 組織を取ったかどうか
- 今後の方針(薬・再検査のタイミングなど)
などの説明があります。
気になることは、その場で質問してメモを取っておくと安心です。
痛みや苦しさはどのくらい?ラクに受けるためのコツ
多くの人が「つらい」と感じやすいポイント
胃カメラのつらさは人それぞれですが、よく聞かれるのは次のようなポイントです。
- カメラがのどを通る瞬間の「オエッ」という感覚
- 胃の中に空気を入れられたときの、お腹の張る感じ
- 検査前の緊張や恐怖心
中には「思っていたより楽だった」「不安が9割だった」と話す人もいます。
とはいえ、「つらいのが怖い」と感じるのはごく普通のことです。
少しでもラクに受けるための呼吸法・意識のコツ
つらさを軽くするために、次のような工夫があります。
- 大きくゆっくり呼吸する
- 早く浅い呼吸は、余計に苦しく感じやすくなります。
- 「吸うより吐く」を意識すると、リラックスしやすくなります。
- 力を抜くことを意識する
- 肩や首、のどに力が入ると、カメラが通りにくくなります。
- 「全身の力をふわっと抜いて、体を預ける」イメージを持ってみましょう。
- つらいときは合図をする
- 手を握る、手を上げるなど、事前に合図の仕方を決めておくと安心です。
鎮静剤を使う/使わないを決めるときの考え方
鎮静剤を使うかどうかは、メリットと注意点を知ったうえで選ぶことが大切です。
鎮静剤を使うメリット
- 検査中の記憶がほとんどない、もしくはあいまいになる
- 強い不安や恐怖心がある人でも受けやすくなる
注意点
- 検査後しばらくは眠気やふらつきが続く
- 当日の車の運転はできない(付き添いが必要な場合も)
- 帰宅後も無理をせず、できれば予定を少なめにしておく
「過去の検査がとてもつらかった」「どうしても怖くて仕方ない」という方は、
予約の段階で鎮静剤について相談しておくと安心です。
胃カメラの費用と保険適用の目安
保険診療の場合の自己負担額のイメージ
胃カメラの費用は、保険診療か自費診療か、
また、組織検査(生検)の有無などによって変わります。
一般的なイメージ(3割負担の場合の目安)
- 胃カメラのみ:数千円〜1万円台前半程度
- 組織検査あり:1万円台〜2万円台になることも
※あくまで目安であり、実際の金額は医療機関や検査内容によって異なります。
詳しい金額は、受診予定の病院・クリニックに確認してください。
人間ドック・オプション検査として受ける場合
人間ドックや健診のオプションとして、自費で胃カメラを受けることもできます。
- コースに含まれている場合
- 「バリウムではなく胃カメラに変更」というプランがある場合
自費診療では、医療機関ごとに金額の幅がありますが、
おおよそ1〜3万円台程度の設定が多い印象です。
組織検査(生検)が行われたときの追加費用
胃カメラ中に「気になる部分がある」と判断されると、
その場で粘膜の一部をつまんで、詳しく検査に出すことがあります。
これが**組織検査(生検)**です。
生検を行うと、その分の検査費用が加わるため、
トータルの自己負担額がやや高くなることがあります。
とはいえ、将来の病気を早めに見つけるための大切な検査なので、
費用が心配な場合は、あらかじめ「生検の可能性と費用の目安」を医療機関に確認しておくと安心です。
検査後に気をつけたいことと、結果の聞き方
当日の飲食・運動・運転の注意点
検査後は、のどや胃がデリケートな状態になっています。
- 飲食を再開してよいタイミング
- 激しい運動を控える必要があるか
- 車の運転ができるかどうか
などは、医師や看護師から具体的な指示があります。
一般的には、
- のどの麻酔がしっかり切れるまでは飲食を控える
- 鎮静剤を使った場合は当日の運転NG
- 激しい運動や飲酒は控える
といった案内が多く見られますが、
必ず自分が受けた医療機関での指示を優先してください。
検査後に出やすい症状と、受診が必要なサイン
検査後には、次のような軽い症状が出ることがあります。
- のどの違和感・かすれ声
- お腹の張り(入れた空気によるもの)
多くは時間とともに自然におさまりますが、
次のような症状があるときは、すぐに医療機関に連絡しましょう。
- 強い腹痛が続く
- 吐血(血を吐く)
- 真っ黒なタール状の便が出る
- めまい・ふらつきがひどい
検査後にもらう説明書に「緊急時の連絡先」が記載されている場合が多いので、
心配なときは我慢せず、早めに相談してください。
結果説明で確認しておきたいポイント
結果の説明を聞くときは、次のような点を確認しておくと安心です。
- 異常はあったか?なかったか?
- あった場合、それは「どの程度」のものか?
- 薬は必要か?どれくらいの期間飲むのか?
- 次の検査のタイミングはいつ頃か?
- 日常生活で気をつけることは?
メモを取ったり、家族に共有したりしておくと、
後から不安になったときにも見返すことができます。
異常を指摘されたときの次のステップ
もし異常を指摘された場合でも、
すぐに「大変な病気」と決めつける必要はありません。
- 軽い炎症 → 薬や生活習慣の見直しで改善することが多い
- ポリープ → 経過観察か切除か、状態によって判断
- 要精密検査 → 追加の検査を行い、詳しく調べていく
いずれの場合も、医師からの説明と今後の方針をしっかり確認することが大切です。
よくある質問Q&A
Q1.検査時間はどれくらいかかりますか?
A.実際にカメラが入っている時間は、何も問題がなければ数分〜十数分程度のことが多いです。
ただし、前処置や休憩、結果説明まで含めると、1〜2時間ほどかかることもあります。
Q2.胃カメラはどれくらい痛いですか?
A.「思ったより楽だった」という人もいれば、「正直つらかった」という人もいて個人差があります。
のどを通る瞬間やお腹の張りがつらいという声が多いですが、
鎮静剤の使用や検査方法の工夫によって、負担を減らすことができます。
Q3.ピロリ菌の検査も同時にできますか?
A.多くの医療機関で、胃カメラ中に粘膜を一部採取してピロリ菌の有無を調べる検査が可能です。
希望がある場合は、事前に「ピロリ菌検査もしたい」と相談しておくとよいでしょう。
Q4.妊娠中・授乳中でも胃カメラは受けられますか?
A.妊娠中・授乳中は、使用する薬や検査のタイミングに注意が必要です。
自己判断はせず、必ず主治医や産婦人科医と相談したうえで検査の可否を決めましょう。
Q5.どれくらいの頻度で胃カメラを受ければよいですか?
A.年齢・家族歴・ピロリ菌の有無・既往歴などによって変わります。
一般的には、リスクが高い人ほど定期的な検査がすすめられますが、
自分に合った頻度は、主治医と相談して決めるのがベストです。
まとめ|「よくわからない不安」を「知っている安心」に変えよう
はじめての胃カメラは、誰でも不安になります。
しかし、検査の目的や流れを知っておくだけでも、心の負担はぐっと軽くなります。
- 胃カメラは、胃がんをはじめとするさまざまな病気を早期に見つける大切な検査
- 症状が続くときや、健診で「要精密検査」と言われたときは、放置せず早めに相談を
- 検査方法(口・鼻・鎮静剤の有無)は、不安や希望を医師に伝えたうえで一緒に決められる
- 前日の準備や当日の流れを知っておくと、当日の緊張が少し和らぐ
- 検査後の注意点や結果の聞き方も、あらかじめイメージしておくと安心
「怖いから行かない」ではなく、
「不安だからこそ、ちゃんと調べて安心する」という考え方に切り替えてみてください。
この記事が、あなたの不安を少しでも軽くし、
一歩前に進むきっかけになればうれしいです。


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